「初心者が来た日に何をやれば良いか分からない」——多くの主催者が共通して悩むテーマです。本記事は指導ハウツーとして、初心者向けに2時間で取り組むべき内容を整理します。
初心者の到達目標(2時間後)
- ラケットの正しい握り方ができる
- フォアハンドでラリー10往復
- サーブが枠内に入る
- 基本ルールを理解
- ゲームを1試合体験
2時間練習の構成例
| 時間 | 内容 | 狙い |
|---|---|---|
| 0:00-0:15 | 受付・準備運動・グリップ説明 | 怪我予防・基礎 |
| 0:15-0:35 | 素振り・短い距離のフォアラリー | ラケット感覚 |
| 0:35-0:55 | ロングラリー・バックハンド導入 | 飛距離・両手 |
| 0:55-1:15 | サーブ練習・ヘアピン | 試合準備 |
| 1:15-1:30 | ルール説明・コート紹介 | 試合理解 |
| 1:30-1:50 | ダブルス試合(中級者と組む) | 実戦体験 |
| 1:50-2:00 | 振り返り・次回案内 | 定着 |
各パートの具体内容
1. グリップと素振り
- イースタングリップを握り方の基本として伝える
- 素振りは10回×3セット程度
- 「打つ前にグリップ確認」と口癖化
2. 短い距離のラリー
- ネット越しで3メートル程度の距離
- 主催者・経験者がシャトルを送る側
- 10往復連続を目標
- 続いたら距離を5メートルに伸ばす
3. ロングラリー・バックハンド
- コート奥まで届くクリアの感覚
- バックハンドは持ち替えを覚える
- 力で打たず当てる感覚
4. サーブ・ヘアピン
- ロングサーブとショートサーブ両方
- ネット前はそっと当てる感覚
- 10球連続で相手コートに入る練習
5. 簡易ルール説明
- 21点ラリーポイント制
- サーブ位置(偶数右・奇数左)
- シャトルが地面に落ちたら失点
- 細かいラインの判断は後日でOK
初心者ペアリングの工夫
- 初試合は中級者と組む(前衛初心者・後衛中級)
- 同じ初心者同士は2試合目以降
- 主催者が同じコートで見守る
使用シャトルの工夫
- 練習序盤は遅めの羽根でも可(ナイロン等)
- 試合では水鳥羽根を体験させる
- 新品でなく練習用を使う
ケーススタディ
ケース1:完全初心者の体験
- ラケットを握ったことがない参加者
- 主催者が15分マンツーマンで素振り指導
- 1時間後にラリー5往復成功
- 「楽しかった」と次回参加につながる
ケース2:詰め込み過ぎで脱落
- 2時間で全ショットを教えようとする
- 初心者が混乱・疲労で消極的に
- 「楽しくない」と次回不参加
- 反省:3つに絞って指導すべきだった
初心者対応のNG行動
- 難しい用語を連発
- 「こんなのもできないの?」発言
- 上級者ばかりと組ませる
- 放置して主催者がゲーム
- 1日で全技術を詰め込む
初心者継続のコツ
- 「次回また来てね」を口頭で明示
- 練習後の個別フィードバック1分
- LINEオーチャに招待
- 初回参加費割引等の優遇も検討
主催者が用意しておく備品
- レンタルラケット1-2本
- 初心者用シャトル(割れにくい)
- 簡易ルール説明紙1枚
- 絆創膏・水(熱中症対策)
まとめ
- 初心者は2時間で「ラリー・サーブ・1試合体験」が目標
- 段階指導と中級者ペアで成功体験を作る
- 詰め込まず3要素に絞る
- 振り返りと次回案内で継続率UP

