※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。
サークルや部活でいちばん減りが早い消耗品が、シャトルです。試合用の高いシャトルを練習でも使い続けると、シャトル代がかさみます。かといって、安いものを選んで練習しにくくなるのも困ります。
この記事では、練習の内容に合わせて練習用のシャトルをどう選ぶか、使い古しのシャトルをどう活かすかを説明します。シャトル全体の選び方と製品の比較は、シャトルの選び方とおすすめで紹介しています。
結論:練習の内容で選ぶ
練習用のシャトルは、どんな練習に使うかで選ぶと失敗しにくくなります。
- 基礎打ち・ノック → 価格を抑えた練習向けのシャトル。使い古しのシャトルも活かせる
- ゲーム練習 → 試合に近い飛び方をするものを。予算に合わせて中価格帯から選ぶ
- 初心者・子どもの練習 → 羽根が折れにくいナイロンシャトルも選択肢
サークルや部活で、練習の内容が混ざる場合は、「ゲーム用」と「基礎打ち・ノック用」の2種類を用意するのがおすすめです。すべてを試合用のシャトルにするよりシャトル代を抑えられ、すべてを安いシャトルにするよりゲームの感覚を保ちやすくなります。
メーカー公式で確認できる、練習で使いやすい4製品を比べると次のとおりです。価格は、メーカー公式の2026年9月時点の価格をもとにした目安です。
| 製品名 | 種類 | 位置づけ(メーカーの説明) | 向いている練習 | 価格帯(1ダース) |
|---|---|---|---|---|
| ゴーセン シャトルコック GFN160 | 水鳥(アヒル) | 練習球 | 基礎打ち・パターン練習 | 6,000円台 |
| ゴーセン フェザーバレットI(GF-1000) | 水鳥(ガチョウ) | 練習球 | 基礎打ち・ノック | オープン価格 |
| ヨネックス エアロセンサ300(AS-300) | 水鳥 | ― | 基礎打ち・ゲーム練習 | 4,000円台 |
| ヨネックス エアロセンサ200(AS-200) | 水鳥 | ― | 基礎打ち・ノック | 3,000円台 |
メーカーがはっきり「練習球」と位置づけているシャトルから選ぶなら、ゴーセンのGFN160がわかりやすい選択肢です。
練習用シャトルとは
「練習用シャトル」「練習球」は、試合で使うシャトルよりも価格を抑え、日々の練習で使うことを想定したシャトルのことです。
検定球との違い。 大会では、日本バドミントン協会の検定に合格したシャトル(検定球)が使われることが多くあります。検定球は品質の基準を満たしたものですが、そのぶん価格も高めです。練習では、検定球でなくてもかまいません。たとえば、ゴーセンのGFN110・GFN120は第1種検定合格球、GFN130は第2種検定合格球ですが、GFN160やフェザーバレットは「練習球」と位置づけられています。
素材の違い。 練習用の水鳥シャトルでは、羽根にアヒルを使ったものや、コルク(シャトルの丸い土台の部分)に天然コルク以外の素材を使ったものがあります。たとえば、ヨネックスのエアロセンサ300は「2層コンポジットコルク」、エアロセンサ200は「PUコンポジットコルク」を使っています。同じシリーズでも価格の高いエアロセンサ700などは、天然コルクを使っています。
番号の展開の違い。 練習用のシャトルは、試合用より番号(使う場所の温度に合わせた区分)の種類が少ないことがあります。たとえば、ヨネックスのエアロセンサ700は1〜7番がそろっていますが、エアロセンサ300・200は2〜5番、ゴーセンのGFN160とフェザーバレットは3・4番です。真夏や真冬の体育館で使う場合は、合う番号があるかを確認してください。
練習の内容別の選び方
基礎打ち・ノック
基礎打ちやノックは、たくさんのシャトルを使う練習です。とくにノックは、1人が次々にシャトルを出すので、まとまった数が必要になります。
この練習は、試合と同じシャトルでなくても目的を果たしやすい練習です。価格を抑えた練習向けのシャトルや、試合やゲーム練習で使ったあとのシャトルを回すと、シャトル代を抑えられます。ゴーセンは、第2種検定合格球のGFN130について、「使用後にはもちろんノック球としても使用可能」と説明しています。
ただし、羽根が大きく折れたシャトルは、飛び方が不安定になります。ノックに回すのは、ある程度まっすぐ飛ぶものにしておきましょう。
ノックに使うシャトルの量は、ノックを受ける人数と、1人あたりの本数で決まります。「1人10本ずつを3セット」のように練習の形を決めておくと、何個あれば足りるかを見積もりやすくなります。ノックの途中でシャトルを拾う時間を減らしたい場合は、そのぶん多めに用意します。
ゲーム練習
ゲーム練習は、試合に近い感覚で打ちたい練習です。飛び方や打った感触が試合のシャトルと大きく違うと、試合で感覚がずれることがあります。
大会に出る予定がある人は、ゲーム練習では試合に近いシャトルを使うのがおすすめです。予算が限られる場合は、ゲーム練習だけ中価格帯のシャトルを使い、基礎打ちやノックは練習球や使い古しを使う、という使い分けが現実的です。
サークルの練習会のように、ゲームが中心の場では、1筒あたりの価格と、羽根の持ちのバランスで選ぶことになります。同じサークルで使うシャトルは、メーカーと製品をそろえておくと、練習会ごとに飛び方が変わらず、打つ人も感覚をつかみやすくなります。
初心者・子どもの練習
始めたばかりの人は、シャトルをラケットのフレームに当ててしまうことがよくあります。フレームに当たると水鳥の羽根は折れやすく、練習用とはいえ減りが早くなります。
初心者や子どもの練習には、羽根が合成樹脂でできたナイロンシャトルも選択肢になります。水鳥シャトルとは飛び方が違いますが、羽根が折れにくいのが特徴です。
子どもとの練習や、始めたばかりの人どうしの練習では、コートの半分くらいの短い距離で打ち合うところから始めると、ラリーが続きやすくなります。距離が短いうちは、強く打たなくてもシャトルが届くので、羽根の傷みも抑えやすくなります。
使い古しのシャトルの活かし方
ゲームで使ったシャトルも、すぐに捨てる必要はありません。状態に合わせて使い道を分けると、無駄を減らせます。
- 羽根が少し傷んだもの → 基礎打ちやノックに回す
- 羽根が何本か折れたもの → 近い距離での練習(ネット前の練習など)や、初心者の打ち始めの練習に使う
- 羽根が大きく折れた・抜けたもの → 飛び方が大きく乱れるので、練習には使わない
サークルでは、「ゲーム用」「ノック用」の箱を分けておくと、使い古しのシャトルを回しやすくなります。新しい筒を開けるタイミングも決めておくと、シャトルの使いすぎを防げます。
長持ちさせる工夫
練習用のシャトルでも、使い方や保管のしかたで持ちが変わると言われています。
- 番号を体育館の室温に合わせる。 番号が合わないと、飛ばないシャトルを無理に強く打つことになり、羽根に負担がかかりやすくなると言われています
- 保管場所に気をつける。 高温の車内や湿気の多い場所に置いたままにしないようにします。水鳥の羽根は天然素材なので、保管の状態の影響を受けやすいと言われています
- 拾うときに羽根を踏まない。 床に落ちたシャトルを踏んだり、羽根をつかんで拾ったりすると、羽根が傷みます
- 筒に戻すときに向きをそろえる。 羽根を押しつぶさないように、そっと筒に戻します
シャトル代全体の考え方や、サークルでの負担の分け方は、シャトルの値段の相場でまとめています。
製品別の解説
ゴーセン シャトルコック GFN160
ゴーセンが「トータルバランスに優れた練習球。パターン練習・基礎練習と用途が広い」と説明しているシャトルです。羽根はアヒルで、適正温度表示番号は3番と4番です。価格は1ダースで6,000円台です。1個あたりにすると500円前後です。
練習球としての位置づけがはっきりしているので、サークルや部活の練習用として選びやすい製品です。番号が3・4番なので、真夏や真冬の体育館で使う場合は、ほかの製品も検討してください。
ゴーセン フェザーバレットI(GF-1000)
ゴーセンが「コストパフォーマンスの高い練習球シリーズ」と説明しているシャトルです。羽根はガチョウで、適正温度表示番号は3番と4番です。メーカーの価格設定はオープン価格なので、価格は販売店で確認してください。
同じシリーズには、フェザーバレットV+(GF-5500)もあります。基礎打ちやノックなど、数を多く使う練習に向いています。
ヨネックス エアロセンサ300(AS-300)
ヨネックスのエアロセンサシリーズのシャトルで、素材は水鳥羽根と2層コンポジットコルクです。温度表示番号は2〜5番で、価格は1ダースで4,000円台です。1個あたりにすると400円前後です。
エアロセンサ200より少し価格が上がりますが、ゲーム練習にも使いたい場合の選択肢になります。番号は2〜5番なので、春から秋にかけての体育館で使いやすい製品です。
ヨネックス エアロセンサ200(AS-200)
ヨネックスのエアロセンサシリーズの中で、価格を抑えたシャトルです。素材は水鳥羽根とPUコンポジットコルク、温度表示番号は2〜5番で、価格は1ダースで3,000円台です。1個あたりにすると300円台です。
基礎打ちやノックなど、数を多く使う練習で、シャトル代を抑えたい場合に向いています。
まとめ
- 練習用のシャトルは、基礎打ち・ノック・ゲーム練習など、練習の内容で選ぶ
- 練習では、検定球でなくてもかまわない
- 練習用のシャトルは、番号の展開が少ないことがあるので、体育館の室温に合う番号があるか確認する
- 使い古しのシャトルは、状態に合わせてノックや近い距離の練習に回す
- 初心者や子どもの練習には、羽根が折れにくいナイロンシャトルも選択肢
一緒に打つ相手を探すなら
練習会やオフ会では、シャトルを参加者で持ち寄ったり、参加費でまかなったりと、会によってやり方が違います。いろいろな練習会に参加しながら、自分に合う練習のスタイルを見つけてみてください。

