バドミントン大会の出方|申し込みから当日の流れ、ローカルルール、セルフジャッジまで

バドミントン大会の出方 ルール

大会に出てみたいけれど、どこで探して、どう申し込んで、当日は何をすればいいのか分からない——初めての大会はそんな不安がつきものです。
この記事では、大会の種類と選び方から、申し込み、当日の流れ、大会ごとに違うローカルルール、ハンデ戦のしくみ、セルフジャッジと審判の基本、そして移行期にある21点制と15点制まで、初めて出る人が知っておきたいことを1本にまとめました。

体育館で行われている大会の様子
写真:jauzax(Unsplash)

大会の種類と選び方

種類どんな大会か向いている人
サークル内・交流戦サークルの仲間や近隣サークル同士で行う試合試合がほぼ初めての人
市民大会・区民大会の初級クラス市区町村の協会や体育協会が主催。レベル別・年代別に分かれていることが多い試合に少し慣れてきた人
レディース・年代別大会性別や年齢でクラスが分かれた大会同じ世代・同じ立場の人と試合をしたい人
オープン大会誰でも出られるが、上級者が多い経験を積んで力試しをしたい人

初めてなら、サークルの交流戦か、市民大会のいちばん下のクラスから始めるのが無理がありません。クラスの分け方(初級・中級、A〜D級、経験年数など)は大会ごとに違うので、要項の説明を読んで自分に合うクラスを選びます。

種目の選び方

  • ダブルス:市民大会でいちばん多い種目。サークルでふだん打っている人は、まずここから
  • シングルス:コートを1人で守るので体力が要る。自分のペースで試合を組み立てたい人向け
  • ミックスダブルス:男女のペアで出る種目。大会によっては設けられていないこともあります
  • 団体戦:数組のダブルス・シングルスを組み合わせてチームで戦う形式。サークル単位で出ることが多い

大会の探し方

  • 市区町村・都道府県のバドミントン協会のサイト(大会の日程と要項が載っていることが多い)
  • 体育館やスポーツセンターの掲示板・お知らせ
  • サークルの仲間からの情報
  • 大会情報をまとめたサイトやSNS
大会の申し込みから当日までの流れの図
申し込みから当日までの流れ。日程や方法は大会ごとに違う

申し込み(エントリー)の流れ

  1. 要項を読む:日時・会場・種目(シングルス・ダブルス・団体)・クラス・参加資格・参加費・締切・使用シャトル・服装の決まりを確認します
  2. 申込書を書く:個人名、ダブルスならペアの名前、所属(サークル名やチーム名)を記入します
  3. 参加費を払う:振込や当日払いなど、方法と金額は大会ごとに違います
  4. 申し込む:郵送・メール・申込フォームなど、要項に書かれた方法で送ります
  5. 受理と組み合わせを確認する:後日、組み合わせ表やプログラムが届く・公開されるので、自分の試合の順番とコートを確認します

締切を過ぎると受け付けてもらえないことが多いので、出たい大会が決まったら早めに申し込みましょう。

当日の流れと持ち物

持ち物

  • ラケット(ガットが切れたときに備えて2本あると安心)
  • 体育館シューズ(外履きはコートに入れません)
  • ユニフォーム・着替え(服装に決まりがある大会もあるので要項を確認)
  • タオル・飲み物・軽食
  • 参加費(当日払いの場合)、受付で必要なもの、届いたプログラム

当日のスケジュール例

時間内容
8:30受付・アップ
9:00開会式・諸注意
9:30予選リーグ開始
12:00昼休憩
13:00決勝トーナメント
17:00表彰・閉会式

時間配分は大会によって大きく違います。上の表はあくまで流れのイメージです。

1試合の進み方

  1. 呼び出しを受けたら、指定のコートに入る(シャトルを本部で受け取る大会もあります)
  2. トスでサーブ・レシーブとコートを決める
  3. 短い練習(基礎打ち)をしてから試合開始。練習時間の長さは大会の決まりに従う
  4. 試合が終わったら、スコアを本部に報告する
  5. 負けた側が次の試合の審判や線審をする決まりの大会もあるので、要項や諸注意で確認しておく

初めて出るときに気をつけること

  • 早めに着いて、受付とアップを済ませておく
  • 自分の試合の順番とコートを、組み合わせ表でこまめに確認する
  • 呼び出しを聞き逃さない(聞き逃すと不戦敗になることがあります)
  • 開会式の諸注意は、その大会のルールの説明なので聞き漏らさない

試合で緊張しやすい人は、試合の緊張・連敗への対処も読んでおくと準備に役立ちます。

ローカルルールの例と確認のしかた

ローカルルールは、日本バドミントン協会の競技規則とは別に、大会・地域・サークルが決めている独自の決まりです。試合を時間内に終わらせるため、参加者のレベルに合わせるため、などの理由で設けられています。

大会でよくあるもの

  • 試合の形式を短くする:1ゲームマッチ、点数を少なくする、など
  • サーブの判定をゆるめる:サーブの高さなど、細かい反則をとらない運用にする
  • 服装の決まり:ユニフォームの色やデザイン、ロゴの大きさに決まりがある大会もあります
  • シャトル:使用するシャトルの指定、大会側が支給するかどうか、1試合で使える数など

サークルでよくあるもの

  • ファイナルゲームだけ点数を変える
  • 固定ペアを作らず、ペアを入れ替えながら試合をする
  • 勝った組・負けた組でサーブの順番を決める
  • シャトル代の分担のしかた
  • 初心者と上級者の組み合わせへの配慮

確認のしかた

  • 大会は要項を最後まで読み、分からないことは事務局に事前に問い合わせる
  • 当日は開会式・諸注意の説明を聞く
  • 初めてのサークルでは「独自の決まりはありますか」と最初に聞いておく

ローカルルールがあっても、基本は公式ルールです。ルールの全体像はバドミントンの基本ルールで確認できます。

ハンデ戦のしくみ

ハンデ戦は、レベルの違う選手やペアでも接戦になるように、点数やプレーに差をつけて行う試合です。サークル内の大会や地域の交流大会でよく行われます。

ハンデのつけ方

  • 先取点:レベルが下の側が、何点か持った状態で試合を始める。いちばん分かりやすい方法です
  • 勝ちに必要な点数を変える:下の側は少ない点数で勝ち、上の側は多くの点数が必要、という決め方
  • プレーに制限をつける:上の側はスマッシュ禁止、利き手と反対で打つ、狙えるコートを狭くする、など

主催するときのポイント

  • 参加者にレベルを事前に申告してもらい、ハンデの基準を最初に全員に伝えて合意をとる
  • 差をつけすぎると、どちらにとっても面白くなくなる。試合をしながら調整する
  • 自己申告のレベルが実際と違う人もいるので、運営者が責任を持ってクラスを決める
  • 審判がいない場合は、セルフジャッジとハンデの点数管理をどうするか先に決めておく

年末のサークル大会、親子や家族で出る大会、初心者歓迎の交流会など、勝ち負けより交流を大事にしたい場面に向いています。

セルフジャッジと審判の基本

審判の種類

  • 主審:試合の進行を管理し、得点や反則をコールする
  • 線審:担当するラインのイン・アウトを判定する
  • サービスジャッジ:サーブの反則を見る
  • セルフジャッジ:審判を置かず、選手同士で判定する。小さな大会やサークルの試合ではこちらが多い

セルフジャッジでよく使われる決まり

  • 自分のコート側に落ちたシャトルのイン・アウトは、自分たちで判定する
  • アウトのときは、はっきり「アウト」とコールする
  • 判定が割れたときはレット(そのラリーをやり直し)にする
  • 迷ったら相手に有利なほうをとる

細かい決まりは大会によって違うので、要項のセルフジャッジの説明を確認しておきます。

セルフジャッジのマナー

  • 判定はすぐ、大きな声で
  • サーブの前に、サーバー側が得点を声に出して確認する
  • 相手の判定に文句を言わない

主審の流れ

  • 試合前:トスでサーブ・レシーブとコートを決め、シャトルを確認し、「ラブオール、プレー」で開始
  • 試合中:ラリーごとに得点をコールし、反則があればコールする。インターバルとゲーム間の休憩を管理する
  • 試合後:勝者をコールし、スコアシートに記入して選手のサインをもらう

線審の合図

  • アウト:「アウト」と声を出し、両腕を横に広げる
  • イン:ラインを手で指す
  • 見えなかった:両手で目をふさぎ、主審に伝える

初めて主審をするときは、大きな声でコールすること、分からないときは主審の判断でレットにすることを覚えておけば十分です。地域の協会が審判講習会を開いていることもあります。

21点制と15点制

バドミントンの点数の数え方は、いま移行期にあります。

  • 2026年4月のBWF(世界バドミントン連盟)総会で、「3ゲーム×15点制」が承認されました
  • 国際大会では、2027年1月4日から導入される予定です
  • 日本バドミントン協会は、2026年から主要な大会で段階的に導入すると発表しています

一方で、市民大会やサークルの大会がどちらの方式で行われるかは、大会ごとに違います。 これまでの21点制のままの大会もあれば、時間短縮のために独自の点数で行う大会もあります。出場する大会の要項で、点数とゲーム数を必ず確認してください。
サークルの練習試合なら、コートの空き具合や人数に合わせて点数とゲーム数を決めて構いません。始める前に「何点で、何ゲームか」「ファイナルだけ変えるか」を全員で確認しておくと、途中で揉めずに済みます。

15点制になっても、サーブの高さや立ち位置、ダブルスのサーブの順番の決まりは変わりません。詳しくはサーブのルールとダブルスのサーブの順番で説明しています。

よくある質問

初心者でも大会に出られますか?

出られます。市民大会には初級クラスや経験年数で分かれたクラスを設けている大会が多く、サークルの交流戦ならさらに気軽です。要項の参加資格とクラス分けを確認してください。

大会の参加費はどれくらいですか?

大会や種目によって違います。金額と支払い方法(振込・当日払いなど)は要項に書かれています。

セルフジャッジで判定が割れたらどうしますか?

そのラリーはレット(やり直し)にするのが一般的です。細かい決まりは大会ごとに違うので、要項の説明を確認してください。

市民大会は21点制ですか、15点制ですか?

大会ごとに違います。国際大会や一部の主要大会では15点制への移行が進んでいますが、地域の大会やサークルの大会は21点制のところも、独自の点数のところもあります。要項で確認してください。

まとめ

  • 初めての大会は、サークルの交流戦か市民大会のいちばん下のクラスから
  • 申し込みは要項を読むところから。締切・参加費・服装・シャトルを確認する
  • 当日は早めに着き、組み合わせ表と呼び出しをこまめに確認する
  • ローカルルールは大会・サークルごとに違う。要項と諸注意で確認する
  • ハンデ戦は先取点・必要点数・プレー制限でレベル差を調整する
  • セルフジャッジは自分のコート側を自分で判定し、迷ったら相手に有利に
  • 21点制か15点制かは、大会の要項で確認する

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