バドミントンのシャトルの番号の意味|温度の早見表と季節別の選び方

シャトルの番号の意味 シャトル

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水鳥シャトルの筒には、「3」「4」といった番号が書かれています。同じ製品でも番号が違うものが売られていて、どれを買えばよいのか迷う人も多いと思います。

この記事では、シャトルの番号が何を表しているか、季節や体育館に合わせてどう選ぶかを説明します。シャトルの製品ごとの比較は、シャトルの選び方とおすすめで紹介しています。

結論:番号の早見表

シャトルの番号は、使う場所の温度に合わせて選ぶための目安です。番号が小さいほど暑い環境向け、大きいほど寒い環境向けになります。

ヨネックスとゴーセンは、番号ごとの適正温度を次のように示しています(2026年9月時点の各社公式サイトの表記)。

番号ヨネックスの適正範囲温度ゴーセンの適正温度範囲季節の目安
133℃以上―真夏の暑い体育館
227℃〜33℃28℃〜32℃夏
322℃〜28℃23℃〜27℃初夏・初秋
417℃〜23℃18℃〜22℃春・秋
512℃〜18℃13℃〜17℃晩秋・早春
67℃〜13℃―冬
77℃以下―真冬の寒い体育館

ゴーセンの欄が「―」の番号は、ゴーセンの公式サイトの表に記載がないものです。また、製品によって用意されている番号は違います。たとえば、ヨネックスのエアロセンサ700は1〜7番、エアロセンサ300は2〜5番、ゴーセンのGFN130は2〜5番です。

迷ったら、春と秋は4番、夏は2〜3番、冬は5〜6番あたりから考えると、大きく外れにくくなります。ただし、体育館の温度は季節だけでなく、冷暖房の有無でも大きく変わります。

番号は何を表しているか

シャトルの番号は、メーカーが「どの温度の体育館で使うのに適しているか」を示すための表示です。ヨネックスは「温度表示番号」、ゴーセンは「適正温度表示番号」と呼んでいます。ゴーセンは、この温度を「使用シャトルに適した体育館の温度基準」と説明し、番号は筒のふたに表記しているとしています。

番号が違っても、見た目では区別しにくく、筒のふたの番号で見分けます。違うのは、同じ強さで打ったときの飛ぶ距離です。暑い環境向けの番号(小さい番号)は、暑くても飛びすぎないように、寒い環境向けの番号(大きい番号)は、寒くても飛ばなすぎないように調整されています。

メーカーによって温度の区切りが違う。 上の表のとおり、ヨネックスとゴーセンでは、同じ番号でも示している温度の範囲が少し違います。ヨネックスの範囲は隣の番号と一部が重なっているのに対し、ゴーセンは重ならない区切りになっています。いつもと違うメーカーのシャトルを買うときは、そのメーカーの表で番号を確かめてください。

水鳥シャトル以外の番号。 ヨネックスは、ナイロンとカーボンを使ったシャトルでも、温度表示番号と適正温度の表を示しているものがあります。ナイロンシャトルは、製品によって速さの表示のしかたが違う場合があるので、それぞれの製品の表記を確認してください。

番号は「速さ」の区分とも呼ばれる。 番号は飛ぶ距離(速さ)の違いを表しているため、「速度番号」と呼ばれることもあります。呼び方は違っても、温度に合わせて選ぶための番号であることは同じです。

温度で飛び方が変わる理由

同じシャトルでも、暑い日の体育館ではよく飛び、寒い日の体育館では飛ばなくなる、と一般に言われています。

その理由として、次のように説明されることが多くあります。

  • 空気の密度が変わる。 気温が高いと空気が軽く(薄く)なり、シャトルが受ける空気の抵抗が小さくなるため、遠くまで飛びやすくなると言われています。反対に、気温が低いと空気の抵抗が大きくなり、飛びにくくなります
  • 羽根の状態が変わる。 水鳥の羽根は天然素材なので、湿度や温度によって状態が変わると言われています

番号を選び間違えると、たとえば冬に夏用の番号を使うと飛ばなさすぎ、夏に冬用の番号を使うと飛びすぎて、ラリーがしにくくなります。番号を合わせることで、季節が違っても、ふだんに近い感覚で打てるようになります。

季節・体育館別の選び方

夏の体育館

冷房のない体育館では、夏は室温がかなり高くなることがあります。上の表で、2番(ヨネックスでは27〜33℃、ゴーセンでは28〜32℃)や、さらに暑い日なら1番(ヨネックスでは33℃以上)が目安になります。

冷房が効いている体育館では、外が暑くても室温はそれほど上がらないことがあります。その場合は、3番や4番のほうが合うこともあります。季節で決めるより、実際の室温で考えてください。夏は練習中に室温が上がっていくことも多いので、始めは3番、途中から2番に替える、という使い方もあります。

冬の体育館(暖房のない体育館を含む)

暖房のない体育館では、冬の室温はかなり低くなります。ヨネックスの表では、12〜18℃なら5番、7〜13℃なら6番、7℃以下なら7番が目安です。

冬に番号の合わないシャトルを使うと、シャトルが飛ばなくなり、打つ側が無理に強く振ることになります。練習用のシャトルを冬用の番号でそろえておくと、練習がしやすくなります。練習用シャトルの選び方は、練習用シャトルの記事で説明しています。

春・秋

春と秋は、室温が20℃前後になることが多く、4番(ヨネックスでは17〜23℃、ゴーセンでは18〜22℃)が目安になります。ただし、朝晩と昼間で室温が大きく変わる時期でもあるので、練習する時間帯も考えて選んでください。

たとえば、同じ秋でも、昼間の練習では4番がちょうどよく、夜の練習では室温が下がって5番のほうが合う、ということもあります。平日の夜と週末の昼で練習する時間帯が違うサークルは、時間帯ごとに番号を分けて考えてもよいでしょう。梅雨の時期のように湿度の高い日も、いつもと飛び方が違うと感じたら、番号を見直す目安にしてください。

室温の確かめ方

番号を選ぶには、体育館の室温を知ることが大切です。体育館の掲示や空調の表示で室温がわかる場合もありますが、わからない場合は、小さな温度計を持っていくと便利です。コートの近く、床から少し高い位置で測ると、実際にシャトルが飛ぶ環境に近い温度がわかります。練習の始めと終わりで室温が変わることもあるので、途中で番号を変える必要があるかも確かめておきましょう。

迷ったときの考え方

室温がちょうど2つの番号の境目にあるときは、「飛びすぎるのと、飛ばないのと、どちらが練習しやすいか」で決めます。一般に、飛びすぎるシャトルはアウトが増え、飛ばないシャトルは奥まで届きにくくなります。サークルのメンバーの好みで決めてもかまいません。

番号が合っているか確かめる方法

世界バドミントン連盟(BWF)の競技規則には、シャトルの飛び方が正しいかを確かめる方法(テスト)が定められています。

  • コートの後ろの境界線(バックバウンダリーライン)の上から、下から大きく振り上げるフルアンダーハンドのストロークで打つ
  • シャトルは上向きの角度で、サイドラインと平行な方向に打つ
  • 正しい速さのシャトルは、反対側のバックバウンダリーラインの手前530mm以上、990mm以内に落ちる

つまり、コートの端から端まで、下から大きく打ち上げたときに、反対側の後ろの境界線の少し手前に落ちれば、その環境に合った番号ということです。

落ちた位置で判断する。 反対側の境界線を越えて落ちるなら、シャトルが飛びすぎています。その場合は番号を大きく(寒い環境向けに)します。反対に、手前に大きく届かないなら、飛ばなさすぎなので、番号を小さく(暑い環境向けに)します。

大会では、試合前に審判がこの方法でシャトルを確かめることがあります。サークルの練習でも、新しい筒を開けたときに数回試してみると、番号が合っているかの目安になります。

打つ人による違いにも注意。 このテストは、下から大きく振り上げて打つことが前提です。打つ人の力の入れ方によって飛ぶ距離は変わるので、1回の結果だけで決めず、何回か打って落ちる位置の傾向を見てください。できれば、ふだんからしっかり奥まで打てる人に試してもらうと、判断しやすくなります。

サークルでの番号の決め方

サークルでシャトルを買うときは、次のように決めておくと迷いにくくなります。

  • 季節ごとに番号を決めておく。 たとえば「夏は3番、春秋は4番、冬は5番」のように、使う体育館に合わせて決めておきます
  • 体育館ごとの違いを記録する。 冷暖房のある体育館と、ない体育館では、同じ季節でも合う番号が違います。使った番号と飛び方をメモしておくと、次から選びやすくなります
  • 季節の変わり目は2種類用意する。 迷う時期は、隣り合う2つの番号を少しずつ用意しておくと安心です
  • 保管場所にも気をつける。 シャトルを高温の車内や、湿気の多い場所に置いたままにしないようにします。羽根は天然素材なので、保管の状態も飛び方に影響すると言われています

番号選びは、練習のしやすさだけでなく、何を何筒買うかというシャトル代の計画にも関わります。シャトル代の考え方は、シャトルの値段の相場でまとめています。

まとめ

  • シャトルの番号は、使う場所の温度に合わせて選ぶための目安
  • 番号が小さいほど暑い環境向け、大きいほど寒い環境向け
  • メーカーによって、番号ごとの温度の区切りが違う
  • 季節より、実際の体育館の室温で選ぶ
  • 迷ったら、春秋は4番、夏は2〜3番、冬は5〜6番から考える
  • 競技規則のテストの方法で、番号が合っているかを確かめられる

番号の展開が多い定番のシャトルとして、次の2つが候補になります。

1〜7番まで番号がそろい、日本バドミントン協会の第2種検定合格球でもあるのが、ヨネックスのエアロセンサ700です。

2〜5番の番号展開があり、ゴーセンが「小規模大会から練習球まで」と説明している第2種検定合格球が、ゴーセンのGFN130です。

一緒に打つ相手を探すなら

シャトルの番号が合うと、ラリーが続きやすくなります。練習会やオフ会で、いろいろな体育館で打ちながら、季節ごとのシャトルの飛び方を体感してみてください。

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