ヨネックスのラケット比較|アストロクス・ナノフレア・アークセイバー・デュオラの違いと選び方

ヨネックスのラケット比較 ラケット

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ヨネックスのラケットは、アストロクス・ナノフレア・アークセイバー・デュオラと、シリーズごとに設計の考え方がはっきり分かれています。この記事では、主要9モデルをヨネックス公式の仕様(価格・推奨テンション・重さ)で並べ、シリーズの違いと、自分に合う1本の選び方をまとめました。

実際に打ち比べたレビューではなく、公式に公開されている仕様をもとにした比較です。打った感覚はプレーヤーによって大きく違うので、候補を2〜3本に絞ったら、ショップの試打ラケットやサークルの仲間のラケットで一度打ってみることをおすすめします。

壁にかけられたバドミントンラケット
写真:siora-photography(Unsplash)

結論:シリーズの違いで大まかに決める

シリーズ設計の方向向いているプレー
アストロクスヘッドヘビー寄り。打ち下ろす力を出しやすいスマッシュなど後ろからの攻撃を増やしたい
ナノフレアヘッドライト寄り。振り出しが速いドライブ・レシーブ・前衛など速い展開
アークセイバー中間のバランス。操作性を重視狙ったところに打ち分けたい、ラリーを安定させたい
デュオラフレームの表と裏で形が違うフォアとバックで打ち方を変えたい上級者

ヘッドヘビー・ヘッドライト・中間の区分は、ヨネックスが公開しているラケットの選び方の資料にもとづいています。

  • 初めての1本なら、シリーズより先に「推奨テンションの幅が低めで、軽めの重さ」のモデルから選びます(アストロクス33など)。初心者向けの候補は初心者向けラケットの比較で詳しく比べています
  • 2本目・買い替えなら、自分がよく打つショットに合わせてシリーズを選びます

主要9モデルの比較表

モデルシリーズ参考価格(税込・フレームのみ)推奨テンション重さの展開
アストロクス33アストロクス18,700円18〜23ポンド5U
アストロクス55Aアストロクス26,950円19〜24ポンド—
アストロクス77プロアストロクス31,900円20〜28(4U)/21〜29(3U)4U・3U
アストロクス99プロアストロクス35,200円20〜28(4U)/21〜29(3U)4U・3U
ナノフレア700ツアーナノフレア28,600円20〜28(4U)/19〜27(5U)4U・5U
ナノフレア800プロナノフレア36,300円20〜28(4U)/21〜29(3U)4U・3U
アークセイバー7プロアークセイバー34,100円19〜27ポンド—
アークセイバー11プロアークセイバー37,400円19〜27(4U)/20〜28(3U)4U・3U
デュオラZストライクデュオラ38,500円20〜28(3U)/21〜29(2U)3U・2U

※価格・仕様はヨネックス公式オンラインショップで2026年7〜9月に確認したもの(アストロクス33は9月の価格)。「—」は確認できなかった項目です。ガット代・張り代は含みません。

重さの表記は、ヨネックスの公式FAQでは 5U=平均78g、4U=平均83g、3U=平均88g、2U=平均93g(フレームの平均)です。数字が大きいほど軽くなります。重さの選び方はラケットの重さと長さで詳しく説明しています。

アストロクス:打ち下ろす力を出しやすい

アストロクスは、ヘッド側に重さを寄せたシリーズです。振り下ろしたときにヘッドの重さが乗りやすく、スマッシュやクリアで押し込む打ち方と相性がよい設計です。同じシリーズの中で、推奨テンションの幅と価格が段階的に上がっていきます。

アストロクス33

シリーズの入門モデルで、推奨テンションは18〜23ポンドと低めです。低いテンションでも張れるので、スイングスピードがまだ速くない人でもシャトルを飛ばしやすくなります。重さは5Uの展開です。はじめての1本で、将来は攻撃的に打ちたい人の候補になります。
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アストロクス55A

アストロクス55の後継モデルで、推奨テンションは19〜24ポンド。33からのステップアップとして、少し高めのテンションで張りたくなった人向けの位置づけです。
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アストロクス77プロ

推奨テンションの上限が28〜29ポンドまで上がる上級者向けモデルです。高いテンションで張って、強いスマッシュと細かいコントロールを両立させたい人向けです。4Uと3Uがあり、操作性を重視するなら4U、打ち込みの重さを重視するなら3Uという選び方になります。
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アストロクス99プロ

シリーズ最上位のモデルです。推奨テンションは77プロと同じ範囲で、価格と位置づけが最上位になります。アストロクスの特徴である打ち下ろしの強さを最優先にしたい上級者向けです。
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ナノフレア:振り出しが速い

ナノフレアはヘッドを軽くしたシリーズです。ラケットを素早く振り出せるので、ドライブの打ち合い、スマッシュのレシーブ、ネット前の細かい動きなど、テンポの速い展開に向いています。ダブルスを中心にプレーする人に選ばれやすいシリーズです。

ナノフレア700ツアー

4Uと5Uがあり、5Uは平均78gと軽い部類です。推奨テンションは4Uが20〜28ポンド、5Uが19〜27ポンド。軽さを生かして、連続した振り抜きや守りからの切り返しを速くしたい人向けです。台湾製。
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ナノフレア800プロ

ナノフレアの上級者向けモデルで、推奨テンションの上限は28〜29ポンド。軽さを保ちながら高いテンションで張れるので、スピードに加えて打ち込みの強さもほしい人向けです。4Uと3Uがあり、軽さ重視なら4U、スピードとパワーの両立なら3Uが目安です。日本製。
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アークセイバー:狙ったところに打ち分けやすい

アークセイバーは、ヘッドヘビーとヘッドライトの中間のバランスで、操作性とコントロールを重視したシリーズです。打ち込みの強さよりも、コースを正確に打ち分けてラリーを組み立てたい人に向いています。

アークセイバー7プロ

推奨テンションは19〜27ポンドで、上位の11プロより扱いやすい範囲に設定されています。コントロール重視の設計を、少し柔らかめの張りで使いたい人向けです。日本製。
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アークセイバー11プロ

アークセイバーの上級者向けモデルで、4U(19〜27ポンド)と3U(20〜28ポンド)があります。コントロール重視のシリーズの上位モデルとして、コース・高さ・スピードを細かく打ち分けたい人向けです。日本製。
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デュオラ:表と裏で形が違う

デュオラZストライク

フレームの表側(フォアハンド面)と裏側(バックハンド面)で形状が違う「デュアルオプティマムフレーム」が特徴です。表側は平らなドライブ向きの箱形、裏側はスピンをかけるショット向きの形状とされています。重さは3Uと2Uで、推奨テンションの上限も高め。フォアとバックで打ち方を使い分けたい上級者向けの、個性の強いモデルです。
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選ぶときの手順

  1. いまのレベルで推奨テンションの幅を決める:初心者〜初級は20ポンド前後で張れるモデル、中級以上は上限が高いモデルでも使いこなせます。テンションの目安はガットのテンションの選び方を参考にしてください
  2. よく打つショットでシリーズを選ぶ:後ろから打ち下ろすならアストロクス、速い打ち合いが多いならナノフレア、打ち分けを重視するならアークセイバー
  3. 重さを選ぶ:迷ったら4U。力に自信がない人や振り遅れが多い人は5U
  4. 予算を決める:フレームの価格に、ガット代と張り代がかかります。価格帯ごとの違いはラケットの値段の相場にまとめています

上級モデルを選ぶときの注意

  • 上級モデル=初心者にも使いやすい、ではありません。高いテンションで張ることを前提にした設計のものが多く、スイングスピードが足りないと飛びにくく感じることがあります
  • テンションは推奨範囲の下限から始め、打ちながら少しずつ上げます
  • フレームのみの販売が基本です。ガットを張って使うので、購入時に張り上げも頼めるか確認しておきます
  • ヨネックスは模倣品への注意を呼びかけています。極端に安い出品は避け、正規の販売店で購入しましょう

ラケット選び全体の考え方はラケットの選び方、メーカーごとの違いはラケットのメーカーの違いで解説しています。

よくある質問

初心者が上級モデルを買っても大丈夫ですか?

使えないわけではありませんが、高いテンションを前提にした設計のものが多く、スイングスピードが足りないと飛びにくく感じることがあります。最初の1本は、推奨テンションの幅が低めのモデルから選ぶほうが無理がありません。

アストロクスとナノフレアはどちらがいいですか?

よく打つショットで決めます。後ろから打ち下ろすことが多いならヘッドヘビー寄りのアストロクス、ドライブやレシーブなど速い打ち合いが多いならヘッドライト寄りのナノフレアが目安です。

4Uと3Uはどちらを選べばいいですか?

迷ったら4Uが扱いやすい目安です。3Uは平均88gで、打ち込みの重さを出しやすい一方、振り遅れやすくなります。軽さを重視するなら5Uの展開があるモデルも候補になります。

まとめ

  • アストロクス=打ち下ろす力、ナノフレア=振り出しの速さ、アークセイバー=打ち分けやすさ、デュオラ=表裏で違う形状
  • 初めての1本は、推奨テンションが低めで軽めのモデルから
  • 2本目以降は、よく打つショットに合わせてシリーズを選ぶ
  • 上級モデルは高いテンションが前提。テンションは推奨範囲の下限から始める
  • 候補を絞ったら、可能なら一度試打してから決める
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