バドミントンのガットおすすめ6選|種類・太さ・反発・耐久性の違いと選び方

バドミントンのガットおすすめ6選 ガット・ストリング

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ガットは、ラケットと比べると値段の差が小さいぶん、「なんとなく店のおすすめで」と決めてしまいがちな道具です。ただ、太さや素材の違いで、飛び・切れにくさ・打ったときの音は変わります。自分が何を優先したいかがわかれば、選ぶのはそれほど難しくありません。

この記事では、ガットの性能を4つの軸で整理したうえで、目的別に6製品を比べます。テンション(張りの強さ)の決め方はガットのテンションの目安で詳しく説明しているので、あわせて読むと選びやすくなります。

ラケットのガット面にのったシャトル
写真:kristin-o-karlsen(Unsplash)

結論:目的別のおすすめ(比較表)

まず、6製品を一覧で比べます。価格は、メーカー公式の2026年9月時点の価格をもとにした1張り分(10m)の価格帯で、張り替えの工賃は含みません。

製品名メーカー太さメーカーが打ち出す特徴向いている人価格帯(1張り分)
ミクロン65(BG65)ヨネックス0.70mm高耐久初めて選ぶ人、よく切れる人1,000円台半ば
BG66 アルティマックス(BG66UM)ヨネックス0.65mm高反発・ハイコントロール反発とコントロールを両立したい人1,000円台後半
エクスボルト65(BGXB65)ヨネックス0.65mm反発力・耐久性・打球音を高めたシリーズ細めのガットで切れにくさも欲しい人1,000円台後半
エクスボルト68(BGXB68)ヨネックス0.68mmスマッシュのパワースマッシュを強く打ちたい人1,000円台後半
エアロソニック(BGAS)ヨネックス0.61mm打球音打球音と反発を重視する人1,000円台後半
ライゾニック65(BSRY65)ゴーセン0.65mm性能維持力張りたての感覚を長く保ちたい人1,000円台半ば
  • 切れにくさを優先するなら、太さ0.70mmのミクロン65。メーカーが「高耐久」と打ち出しているガットです
  • 反発と切れにくさのバランスを優先するなら、エクスボルト65。細めのガットの弱点だった耐久性を、素材で補うことを狙ったシリーズです
  • 打球音と反発を優先するなら、0.61mmのエアロソニック。切れやすさは覚悟のうえで選ぶガットです

迷ったら、まずはこの1本から試すのが無難です。切れにくく、テンションの違いも比べやすいガットです。

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細めのガットで飛びと切れにくさを両立させたい人は、こちらから始めてください。

ガットの性能は4つの軸で見る

ガットの違いは、太さ・反発・耐久性・打球感と打球音の4つで見ると整理しやすくなります。4つはそれぞれ独立しているわけではなく、1つを伸ばすとほかが下がる関係になりやすい、という点を押さえておくと、選ぶときに迷いにくくなります。

太さ:細いと反発・打球音、太いと耐久性

ガットの太さは「ゲージ」とも呼ばれ、ミリで表します。バドミントンのガットは、製品によって0.6mm前後から0.70mm程度まであり、今回の6製品は0.61mm〜0.70mmです。

一般に、細いガットほど反発しやすく、打球音が高くなり、切れやすくなると言われます。ヨネックス自身も、エクスボルトシリーズの説明の中で「細ゲージストリングは反発力が高い一方で、耐久性の低さが課題となっていました」と書いています。反対に、太いガットほど切れにくくなる一方で、細いガットと比べると反発や打球音は控えめになります。

0.05mmの差でも、打ったときの感覚は変わります。初めて自分でガットを選ぶなら、太さを基準にして「切れにくさ重視なら0.70mm前後、反発重視なら0.65mm前後」と考えると選びやすくなります。

反発(飛び)

反発は、シャトルがガットから離れるときの勢いのことです。反発が強いガットは、同じ力で振っても奥まで飛ばしやすくなります。ヨネックスは、BG66アルティマックスを「高反発・ハイコントロール」、エアロソニックを高反発を求める人向けと説明しています。

ただし、飛びすぎると困る人もいます。スイングが速い人が反発の強いガットを低めのテンションで張ると、シャトルがアウトしやすくなることがあります。反発は、テンションとの組み合わせで考えるものです。

たとえば、今のガットで「奥まで届かない」と感じている人が反発の強いガットに変えると、同じテンションのままでも届きやすくなることがあります。反対に、すでに飛びすぎてアウトが多い人が反発の強いガットに変えると、アウトがさらに増えるかもしれません。ガットを変えるときは、今の悩みが「届かない」なのか「飛びすぎる」なのかを先に整理しておくと、選ぶ方向を間違えにくくなります。

耐久性(切れにくさ)

耐久性は、どれだけ長く切れずに使えるかです。張り替えの回数が減れば、そのぶんガット代と工賃が浮きます。週1回程度の練習でもよく切れる人は、まず太めのガットを試す価値があります。

耐久性は、お金の面でも差が出ます。張り替えにかかる費用は「ガット代+張り替えの工賃」です。ガット代が少し高くても、切れるまでの期間が長くなれば、1か月あたりの費用はかえって下がることがあります。反対に、安いガットでもすぐ切れてしまうなら、工賃の分だけ割高になります。ガットの値段だけでなく、どれくらいの期間使えるかも含めて考えるのがおすすめです。

素材で耐久性を高めた製品もあります。ヨネックスのエクスボルトシリーズは、通常のナイロンより熱に強い「フォージドファイバー」という独自素材を使い、細めでも耐久性を確保することを狙っています。ガットが切れる原因は、ガット同士がこすれて削れること以外にもあります。詳しくはガットが切れる理由の記事で説明しています。

打球感・打球音

打球感は、打った瞬間に手に伝わる感覚です。メーカーは「シャープ」「ソフト」「食いつき」「ホールド感」などの言葉で表現しています。たとえばヨネックスは、エクスボルト65を「瞬間の食いつきでスピードショットを操る」ガットだと説明しています。

打球音は、打ったときの「パーン」という音です。音が高く響くガットは、打っていて気持ちがよいと感じる人が多い一方、音の好みは人によって分かれます。ヨネックスは、エアロソニックを「突き抜ける爽快サウンド」と打ち出しています。

打球感と打球音は数字では比べにくいので、この記事では各メーカーの説明の言葉で紹介します。なお、メーカーの説明は、基本的にそのメーカーの製品どうしを比べたものです。ゴーセンも、耐久性や反発力の比較は「各シリーズ内での比較」だと注記しています。別のメーカーの製品と比べるときは、説明の言葉よりも太さを手がかりにしたほうが確実です。

素材と構造の違い

バドミントンのガットの多くは、ナイロン系の素材を使った「マルチフィラメント」という構造です。細い繊維を束ねた芯の周りを、別の糸で覆う作りになっています。

ヨネックスの製品ページでは、「芯糸」と「側糸」に分けて素材が書かれています。芯糸はガットの中心になる糸で、反発や強さに関わります。側糸は芯糸の周りに編み込む糸で、表面の削れにくさや打球感に関わります。ヨネックスは、芯糸に側糸を編み込む加工を「ブレーディング加工」と呼び、ガットに優れた復元力を与えると説明しています。

さらに、表面にコーティングを加えた製品もあります。ヨネックスの強チタン(BG65TI)は、ミクロン65と同じ太さ0.70mmで、表面にハイドロチタン複合コーティングを施し、「高い耐久性と反発力」を狙った製品です。ゴーセンのライゾニックシリーズは、芯の繊維をねじることで反発のエネルギーをためる独自の構造(TRC)を採用していると説明しています。

素材や構造の名前を覚える必要はありません。「太さが同じでも、素材や表面の加工で性格が変わる」とだけ知っておけば、製品の説明を読むときに役立ちます。

目的別の選び方

ここからは、目的ごとにどのガットが候補になるかを説明します。

初めて自分でガットを選ぶ人

初めて自分でガットを選ぶなら、太さ0.70mm前後の耐久型から始めるのが無難です。切れにくいので張り替えの頻度が下がり、テンションを変えたときの違いも比べやすくなります。候補は、ヨネックスのミクロン65です。

最初から細いガットを選ぶと、反発の強さは感じやすいものの、切れやすさに戸惑うことがあります。まず基準になるガットを1本決めて、そこから「もう少し飛びがほしい」「もう少し音がほしい」と調整していくのが近道です。

よく切れる人・張り替えの回数を減らしたい人

1か月もたたずに切れてしまう、という人は、まず太さを見直してください。今0.65mm以下のガットを使っているなら、0.68〜0.70mmに変えるだけでも切れにくくなる可能性があります。候補は、ミクロン65やエクスボルト68です。

細いガットの反発を残したい場合は、素材で耐久性を補ったエクスボルト65を試す選択肢もあります。なお、ガットが切れる原因は太さだけではありません。高すぎるテンションや、シャトルがフレームに近い位置に当たることも関係します。

スマッシュの飛びがほしい人

スマッシュのスピードを上げたい人は、反発の強いガットが候補になります。ヨネックスは、エクスボルト68を「叩き込む高速スマッシュ」と打ち出し、打ったときの変形が少ない楕円形の繊維で、スイングのパワーをロスなくシャトルに伝えることを狙っていると説明しています。

0.65mmのBG66アルティマックスやエクスボルト65も、反発を重視する人の候補です。太さ0.68mmのエクスボルト68は、この中では耐久性とのバランスを取りやすい選択肢です。

打球音・打った感触を重視したい人

打球音を重視するなら、細いガットが候補になります。エアロソニックは0.61mmと、今回の6製品で最も細いガットです。メーカーは「突き抜ける爽快サウンド」と説明しています。

一方、細いガットは切れやすくなります。音を優先するなら、張り替えの頻度が上がることは覚悟のうえで選んでください。まずは1回試して、切れるまでの期間と音の満足度を比べてみるのがおすすめです。

肘や手首への負担が気になる人

肘や手首に違和感がある人は、ガットの反発や音よりも、打ったときの衝撃の伝わりにくさを優先したほうがよい場合があります。テンションを下げることもあわせて検討してください。肘の負担に絞ったガットの選び方は、肘に優しいガットの記事で詳しく説明しています。

製品別の解説

ミクロン65 BG65(ヨネックス)

太さ0.70mmの、ヨネックスの定番ガットです。メーカーの製品ページでは「高耐久。」と打ち出されています。芯糸・側糸ともにハイポリマーナイロンを使い、側糸を編み込むブレーディング加工で、ガットに復元力を持たせています。日本製で、10m(1張り分)のほか、100mのロールも販売されています。

向いているのは、初めて自分でガットを選ぶ人、よく切れて困っている人、部活やサークルで張り替えの回数を抑えたい人です。反発や打球音は細いガットほどではないので、「もっと飛ばしたい」と感じたら0.65mm前後のガットを試してください。価格帯は1,000円台半ばです。

迷ったときの基準になる1本として、最初に試す価値があります。

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BG66 アルティマックス BG66UM(ヨネックス)

太さ0.65mmの細めのガットです。メーカーは「高反発・ハイコントロールの0.65mm細ゲージ」と説明しています。芯糸に高強度ナイロン、側糸にハイポリマーナイロンを使い、ブレーディング加工を施しています。日本製です。

向いているのは、反発とコントロールを両方ほしい人です。ミクロン65から細いガットに変えたいときの、最初の候補になります。気をつけたいのは、0.70mmのガットと比べると切れやすくなる点です。張り替えの頻度が上がる可能性を考えて選んでください。価格帯は1,000円台後半です。

反発とコントロールのバランスを取りたい人に向くガットです。

エクスボルト65 BGXB65(ヨネックス)

太さ0.65mmで、ヨネックスが「反発力・耐久性・打球音を高めた」と説明するエクスボルトシリーズの1本です。側糸に独自素材のフォージドファイバーを使い、細いガットの弱点だった耐久性を補うことを狙っています。表面には、柔軟性を高めたコーティングを施しています。メーカーの製品ページでは「打ち抜く高速ショット。」と打ち出されています。

同じシリーズには、0.63mmのエクスボルト63と、0.68mmのエクスボルト68があります。ヨネックスは、63を「早いタッチとスピードドライブで攻める」、65を「瞬間の食いつきでスピードショットを操る」ガットと説明しています。価格帯は1,000円台後半です。

細めのガットを使いたいけれど、すぐ切れるのは困る、という人に向きます。

エクスボルト68 BGXB68(ヨネックス)

エクスボルトシリーズで最も太い0.68mmのガットです。メーカーは「叩き込む高速スマッシュ」と打ち出し、打ったときの変形が少ない「楕円形フォージドファイバー」を側糸に使うことで、スイングのパワーをロスなくシャトルに伝え、スマッシュのパワーが増大すると説明しています。

向いているのは、スマッシュを強く打ちたい人、細いガットではすぐ切れてしまう人です。価格帯は1,000円台後半です。

スマッシュの強さと切れにくさを両方ほしい人の候補です。

エアロソニック BGAS(ヨネックス)

太さ0.61mmの、今回の6製品で最も細いガットです。メーカーは「突き抜ける爽快サウンド」と打ち出し、高反発と打球音を求める人向けとしています。芯糸に高強度ナイロン、側糸にハイポリマーナイロンを使い、日本製です。

向いているのは、打球音と反発を最優先したい人です。気をつけたいのは切れやすさで、細いぶん、太いガットより張り替えの回数が増える可能性があります。初めて自分でガットを選ぶ人には、まず太めのガットで基準を作ってから試すことをおすすめします。価格帯は1,000円台後半です。

打ったときの音にこだわりたい人は、一度試してみる価値があります。

ライゾニック65 BSRY65(ゴーセン)

ゴーセンのライゾニックシリーズの、太さ0.65mmのガットです。ゴーセンはこのシリーズを「高次元の性能維持力を誇るスタンダードモデル」と説明しています。芯の繊維をねじることで反発のエネルギーをためる独自の構造(TRC)を採用しています。素材はナイロンマルチで、メーカーの適正テンションは20〜30ポンドです。

向いているのは、張りたての感覚をなるべく長く保ちたい人、ヨネックス以外のガットも試してみたい人です。同じシリーズに0.58mm〜0.69mmまでの太さがそろっているので、気に入ったら太さを変えて試すこともできます。価格帯は1,000円台半ばです。

ヨネックス以外の選択肢として、性能の持ちを重視する人に向くガットです。

ガットの色で性能は変わるか

ガットには、白・黒・黄色・赤など、さまざまな色があります。今回紹介した製品のメーカーは、色によって反発や耐久性が変わるという説明をしていません。性能は、同じ製品であれば色にかかわらず同じと考えてよいでしょう。

色で選ぶ意味があるとすれば、見え方と好みです。ラケットのフレームの色に合わせる、目立つ色で自分のラケットを見分けやすくする、といった選び方があります。また、白いガットは汚れが目立ちやすく、濃い色は目立ちにくい、という実用面の違いもあります。

店によっては、色によって在庫がない場合があります。こだわりの色がある場合は、張り替えを頼む前に在庫を確認してください。

買う前に確認すること

張り上げ済みのラケットのガットとの違い。 最初からガットが張ってある張り上げ済みのラケットの場合、どのガットが張られているかは製品によって違います。最初のガットが切れたタイミングで、自分でガットを選べば十分です。

ロール(100m)と単張りの違い。 ガットは、1張り分(10m)のほかに、100mなどのロールでも売られています。ロールは1張りあたりの値段が安くなりますが、張り機を持っているか、ロールの持ち込みを受け付けてくれる店があることが前提です。家族や部活で同じガットを使う場合に向いています。

店に持ち込みできるか。 ネットで買ったガットを店に持ち込んで張ってもらう場合、持ち込みができるか、工賃がいくらかは店によって違います。事前に確認してください。張り替えの料金や店での頼み方は、張り替えの記事にまとめています。

テンションを決めておく。 ガットを買うときは、張るテンションもあわせて決めておくと、店でのやりとりがスムーズです。

まとめ

  • ガットは、太さ・反発・耐久性・打球感と打球音の4つで見る。細いほど反発と打球音、太いほど耐久性
  • 初めて自分で選ぶなら、太さ0.70mm前後の耐久型から始めるのが無難
  • 細めで切れにくさもほしいなら、素材で耐久性を補ったガットが候補になる
  • 色による性能差は、メーカーから説明されていない。見え方と好みで選んでよい
  • ネットで買って持ち込む場合は、店の持ち込み可否と工賃を先に確認する

基準になる1本を決めて、そこから少しずつ調整していくのが、自分に合うガットを見つける近道です。

あきばお〜楽天市場支店

一緒に打つ相手を探すなら

新しいガットを張ったら、いろいろな相手と打って感触を確かめるのがおすすめです。練習会やオフ会で、実際のラリーの中で違いを感じてみてください。

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