※この記事にはアフィリエイト広告を含みます。
グリップテープを買いに行くと、「ウェット」「ドライ」という2つのタイプが並んでいます。見た目はよく似ていますが、握ったときの感触と、汗をかいたときの感じ方が違います。
この記事では、ウェットとドライの違いと選び方を整理し、メーカー公式で確認できる現行品5つを比べます。テープの巻き方は、グリップテープの巻き方で手順を説明しています。
結論:手汗が多いならドライ、握った感触重視ならウェット
迷ったときは、次のように考えると選びやすくなります。
- 手のひらに汗をかきやすい人、夏の体育館で打つ人 → ドライタイプ
- 手にしっとり吸いつく感触が好きな人、汗はそれほどかかない人 → ウェットタイプ
ウェットタイプは、表面にしっとりとした感触があり、手に吸いつくように握れるのが特徴です。ドライタイプは、表面がさらっとしていて、汗を吸いやすいように作られています。
どちらが優れているというものではなく、手汗の量と好みで選ぶ道具です。初めてで判断がつかない場合は、手に入れやすいウェットタイプを1本巻いてみて、汗で滑ると感じたらドライに変える、という順番でも問題ありません。
メーカー公式で確認できる5製品を比べると、次のとおりです。価格は、メーカー公式の2026年9月時点の価格をもとにした目安です。
| 製品名 | メーカー | タイプ | 厚さ | メーカーの説明 | 価格帯(1本あたり) |
|---|---|---|---|---|---|
| ウェットスーパーグリップ AC102(3本入) | ヨネックス | ウェット | 0.6mm | ウェット感に優れるロングセラーモデル | 300円台 |
| ガチグリップ ウエットタイプ 63JYA300 | ミズノ | ウェット | 0.6mm | ミズノ史上、最高のグリップ性を持った定番モデル | 300円台 |
| ドライスーパーグリップ AC149 | ヨネックス | ドライ | 0.45mm | 大量の汗でも滑りにくさをキープ | 400円台 |
| ドライスーパーストロンググリップ AC140(3本入) | ヨネックス | ドライ | 0.65mm | さらさらドライ性能と吸汗性に優れる | 300円台 |
| ドライタッキーグリップ AC153 | ヨネックス | ハイブリッド | 0.6mm | ウェットタイプとドライタイプの性能を両立するディンプル構造 | 600円台 |
ウェットとドライを1本ずつ選ぶなら、定番のこの2つから試すのがわかりやすいです。
ウェットタイプの特徴
ウェットタイプは、表面にしっとりとした質感があるグリップテープです。握ると手のひらに吸いつくような感触があり、力を入れすぎなくてもラケットを保持しやすいと感じる人が多いタイプです。
良い点。 汗をかく前の、乾いた手でも滑りにくく感じられます。打ち始めからしっかり握れる感覚があるので、ウェットタイプを好む人は多く、店頭でも種類が豊富です。ヨネックスのウェットスーパーグリップのように、長く売られている定番品もあります。
気をつけたい点。 汗を多くかくと、表面がぬるっとした感触に変わることがあります。また、使ううちに表面のしっとり感が少なくなり、つるつるしてくることがあります。手触りが変わってきたら、巻き替えの目安です。
厚さ。 ヨネックスのウェットスーパーグリップ、ミズノのガチグリップ ウエットタイプは、どちらも厚さ0.6mmです。
ウェットタイプは、汗がそれほど多くない人や、冬場の体育館で打つ人、手に吸いつく感触が好きな人に向いています。
ドライタイプの特徴
ドライタイプは、表面がさらっとした質感のグリップテープです。握ったときの吸いつく感じは少なく、そのかわり汗を吸いやすいように作られています。
良い点。 汗をかいたときに、テープが汗を吸うことで、ぬるっとした感触になりにくいのが特徴です。ヨネックスはドライスーパーグリップを「大量の汗でも滑りにくさをキープ」と説明しています。手汗が多い人や、夏の暑い体育館で長時間打つ人に選ばれやすいタイプです。
気をつけたい点。 汗をかく前の乾いた手だと、ウェットタイプより滑りやすく感じる人もいます。また、汗を吸ったあとは、手あかや汚れで黒ずみが目立ちやすくなります。汗を吸いにくくなった、表面が固くなった、と感じたら巻き替えの目安です。
厚さ。 ドライタイプは製品によって厚さの幅があります。ヨネックスのドライスーパーグリップは0.45mmと薄く、ドライスーパーストロンググリップは0.65mmです。同じドライでも、巻いたあとの太さが変わる点は覚えておいてください。
ドライタイプは、手汗が多い人、汗でグリップが滑った経験がある人、夏に打つことが多い人に向いています。
どちらを選ぶかの判断基準
次の4つを確認すると、自分に合うタイプを選びやすくなります。
手汗の量。 いちばん大きな判断材料です。数ゲームで手のひらが湿ってくるくらい汗をかく人はドライ、あまり汗をかかない人はウェットが候補になります。
季節と体育館の暑さ。 同じ人でも、夏と冬で汗の量は変わります。冷房のない体育館で夏に打つならドライ、冬場はウェット、というように季節で替える人もいます。グリップテープは1本数百円なので、季節に合わせて替えるのも現実的な方法です。
握り方。 軽く握って指で操作するタイプの人は、手に吸いつくウェットの感触を好む場合があります。一方、汗で握り直すことが多い人は、ドライのほうが握り直しやすく感じる場合があります。
どちらも気になる場合。 ヨネックスのドライタッキーグリップのように、メーカーがウェットとドライの性能を両立したものとして出している「ハイブリッド」タイプもあります。
手汗がとくに多く、ドライタイプでも滑るという場合は、グリップパウダーを使う方法もあります。手汗で滑るときの対策は、手汗で滑るときの対策でまとめています。
製品別の解説
ここでは、比較表の5製品を1つずつ紹介します。汗を吸う素材で厚みのある「タオルグリップ」という選択肢もあり、その特徴はタオルグリップの記事で説明しています。
ヨネックス ウェットスーパーグリップ AC102(3本入)
ヨネックスが「ウェット感に優れるロングセラーモデル」と説明している、ウェットタイプの定番品です。仕様はウェットタイプ・長尺対応・吸汗で、素材はポリウレタン、サイズは幅25mm・長さ1200mm・厚さ0.6mmです。
3本入りで1,000円台前半、1本あたり300円台と、続けて巻き替えやすい価格です。ヨネックスのFAQでは、複数本入りのグリップテープはカットせずに1本ずつ剥がして使うよう案内されています。
最初の1本として、ウェットタイプの基準を知りたい人に向いています。
ミズノ ガチグリップ ウエットタイプ 63JYA300
ミズノが「ミズノ史上、最高のグリップ性を持った定番モデル」と説明しているウェットタイプです。乾いた手でも、汗をかいた手でも滑りにくいグリップ性をめざしたシリーズで、メーカーは感じ方には個人差があるとも記載しています。
サイズは幅25mm・長さ1200mm・厚さ0.6mmで、素材はポリウレタンとポリエステル、日本製です。巻き始めにしわが寄りにくいテーパー形状と、厚めに巻き重ねても長さが足りなくならない長さにしていると、メーカーは説明しています。1本入りで300円台、カラーも多く選べます。
ヨネックス以外のウェットタイプも試したい人に向いています。
ヨネックス ドライスーパーグリップ AC149
ヨネックスが「大量の汗でも滑りにくさをキープ」と説明しているドライタイプです。仕様はドライタイプ・吸汗・長尺対応で、素材はポリウレタン、サイズは幅27mm・長さ1100mm・厚さ0.45mmです。
厚さ0.45mmと、この5製品の中ではいちばん薄いテープです。巻いてもグリップが太くなりにくいので、細めのグリップが好きな人にも合わせやすいです。1本入りで400円台、3本入りもあります。
手汗が多く、まずドライタイプを試したい人に向いています。
ヨネックス ドライスーパーストロンググリップ AC140(3本入)
ヨネックスが「さらさらドライ性能と吸汗性に優れる」と説明しているドライタイプです。仕様はドライタイプ・長尺対応・吸汗で、素材はポリウレタン、サイズは幅25mm・長さ1200mm・厚さ0.65mmです。
同じヨネックスのドライスーパーグリップ(0.45mm)より厚みがあるので、巻いたときの手応えがしっかりしています。3本入りで1,000円台前半、1本あたり300円台です。
ドライタイプで、薄すぎないテープを探している人に向いています。
ヨネックス ドライタッキーグリップ AC153
ヨネックスが「ウェットタイプとドライタイプの性能を両立するディンプル構造」と説明しているハイブリッドタイプです。仕様はハイブリッドタイプ・長尺対応・吸汗で、素材はポリエステルとポリウレタン、日本製です。サイズは幅25mm・長さ1300mm・厚さ0.6mmです。
1本入りで600円台と、5製品の中では高めです(3本入りもあります)。ウェットとドライのどちらにするか決めきれない人の選択肢になります。
ウェットの感触も、汗への強さも気になる人に向いています。
100円ショップのグリップテープとの違い
100円ショップでも、グリップテープを見かけることがあります。値段の差は大きいので、気になる人も多いと思います。
品質を一概に比べることはできませんが、買う前に確認できる違いはあります。
- バドミントン用として販売されているか。 テニス用や汎用のものは、幅や長さがバドミントンのグリップに合わない場合があります
- 厚さ・幅・長さの表記があるか。 メーカー品は、この記事で紹介したように厚さや長さが明記されています。表記がないと、巻いたときの太さを予想しにくくなります
- ウェット・ドライのタイプが書かれているか。 感触の違いを選べるかどうかにつながります
まずは試しに巻く練習をしたい、という使い方なら100円ショップのものでもかまいません。サークルで毎週打つようになったら、タイプや厚さが明記されたバドミントン用のテープを選ぶと、自分に合うものを探しやすくなります。
まとめ
- ウェットは手に吸いつく感触、ドライは汗を吸うさらっとした感触
- 手汗が多い人や夏の体育館ではドライ、汗が少ない人や感触重視ならウェット
- 同じドライでも厚さは0.45mm〜0.65mmと差がある
- 決めきれないなら、ウェットとドライの性能を両立させたハイブリッドタイプもある
- 1本数百円なので、季節や汗の量に合わせて替えるのも一つの方法
迷ったら、まずは定番のウェットとドライを1本ずつ試して、自分の手に合うほうを選んでください。
一緒に打つ相手を探すなら
新しいグリップテープを巻いたら、実際に打って感触を確かめてみてください。初心者歓迎の練習会やオフ会で、いろいろな人と打ちながら、自分に合う握り心地を見つけていきましょう。

